まゆみの日記

本当の私の記録

被害妄想がひどい人

いつも通り私の個人的な経験のゆるい話です。

 

私は被害妄想をコントロールできるようになるまで、長い年月がかかりました。

 

今も被害妄想は常に起こりやすいです。

妄想と現実の区別をつけていくのは日課の一つです。

 

過去に精神科で統合失調症と診断されたこともあるので、そういった要因もあるようです。ちなみに私の統合失調症のような症状は内科で改善しました。

 

 

類は友を呼ぶので、私の友達には被害妄想が強い人も多いです。

 

被害妄想はどんな人でも起こりえますが、その頻度や強さは人によって全然違います。

 

 

被害妄想を起こすこと事態よりも、妄想と事実を区別できないことが問題です。

 

 

私が過去に問題を起こしまくっていた時は、全て妄想を元に行動していました。

 

人と肩がぶつかったら相手に殴りかかることもありましたし、些細なことで喧嘩をふっかけることもありました。

普段は温厚なのに、被害妄想が起こると人格が変わります。

そんな人いませんか?

 

 

事実を事実と捉える力が弱く、頭の中で自動的に作り上げた酷い妄想を事実だと思い込みます。

 

自分の性質や家庭環境などが絡み合って作り上げた思考パターンです。

 

最近問題になっているあおり運転の加害者も、少なからず私のようなパターンを持っている人もいるでしょう。

 

 

被害妄想が強い人の多くは想像力豊かです。

 

友達の芸術家も、若い頃は被害妄想がとんでもなく酷く、数々の事件を起こしていました。

「なぜ、自分ばかり事件に巻き込まれるのだろう…」と、本人は嘆いていましたが、私から見たら被害妄想を事実と勘違いした結果、勝手に事件にしているようにしか見えません。

歳を重ねてだいぶ落ち着いたようです。

 

夫の職場にも被害妄想を抱きやすい人がいるので、私が定期的にケアをしています。

たまに被害妄想がピークになると、些細なことでキレます。そうなった時の対応も私が担当。

 

文章を書いている友達も、明らかに被害妄想の話をよくしてくれます。友達なので妄想だと指摘してみますが、本人はかなり本気です。

他人に被害を与えることはないのですが、自分自身に被害を与えてしまうようなので心配しています。

最近は仕事で自信をつけたおかげか、被害妄想も落ち着いてきているようです。

 

被害妄想を抱える人の中には心優しく他人に危害を加えるなんてあり得ない人も多いように思います。

むしろ、自分のせいだと感じて自分自身を追い込んでしまいます。

 

 

私は妄想と事実を区別する方法をいくつも持っています。

いくつも方法を持っていないと、妄想か現実かわからなくなるからです。

 

私は言葉がキッカケで妄想を起こしやすいので、体調が悪い時は耳にする言葉にはかなり気を使います。

イヤホンは重要アイテムです。

 

日本語の曲はあまり聴きません。言葉に過剰反応を起こすので何を言ってるのかわからない外国語の曲が好きです。

 

幻聴がひどくなったら、他人と関わるのをやめます。薬という手段もありますが私は対処療法は好きではないので飲みません。根本的な問題を解決させます。

 

あと、相手の些細な表情の変化に過敏なので、ちょっと眉毛が上がっただけで被害妄想を起こす…とかあります。

今は冷静に状況を観察できるので、相手の表情の変化で過剰反応を起こすことは全くありません。

 

他人と体がぶつかって良い気持ちをする人はいないと思いますが、大抵はお互い様…と、思ってスルーできるはずです。しかし、私は自分だけが被害者だと大きな勘違いを起こし、反撃することもありました。

今ではあり得ないことです。今は先に相手に謝ります。

 

妄想を起こしやすい相手もいます。

同族嫌悪という言葉がありますが、私は自分と似た特徴のある同性に対して被害妄想を抱きやすいことを自覚しています。

 

被害妄想かも…と、感じたら行動を起こす前に時間を取ります。

 

 

過去の私はコミュニケーションに大きな問題を抱えていました。

 

例えば、私が行きたい場所を夫が行きたくない、と言うとします。

それって、ただの価値観や意見の違いでしかありませんよね。

 

しかし、私は夫が私と意見が違うと人格否定をされているような感覚に陥ります。夫は私の人格否定なんて1ミリもやっていません。

 

ただの意見の違いで今でも被害妄想に陥ります。

好きで被害妄想を起こしているわけではないので、私も結構キツイです。

 

 

こういったコミュニケーション上の受け取り方の歪みで、事実に反したマイナスの感情を抱く人もいます。

私の周りにも多かったです。

 

 

夫やカウンセラーの友達と会話をしている時に被害妄想が起こった場合、意図的に被害妄想を元に会話を進める時があります。

そういう時は妄想を自覚していることを話し、絶対に笑い話にします。

笑い話にすることで自分の中に起こった激しい被害者意識はスッと消えます。

 

 

日々の私の被害妄想について、夫に笑い話として報告しています。

そうすることで被害妄想を起こした時に適切に対処する力をつけています。

 

 

被害妄想は悪いことではありません。

好きで被害妄想を起こしている人は1人もいないと思います。

 

 

妄想を元に行動して、相手の心身に危害を加えたりすることが問題なのです。

 

 

被害妄想が強い人でも知識をつけたり、訓練したりすることで、コントロールできるようになります。

完璧にコントロールできなくても、かなり改善します。

 

過去の私のように被害妄想がかなり強い人の場合は、専門家や周りの人の協力を得られると理想的です。

 

 

被害妄想を起こしている時は本人は物凄く苦しんでいます。

 

妄想であっても本人は被害を受けたような堪え難い苦痛を味わっています。

本気で被害を受けたと感じたからこそ、身を守ろうとしたり反撃しようとした結果、かなり不適切な行動に出てしまうのです。

 

周りの人から見たら意味不明でしょう。

 

しかし、どんなに苦しんでいても相手に危害を加えて良い理由にはなりません。

 

 

いずれにせよ、被害妄想で動いている人は不幸です。不幸にしかなれません。お金持ちでも、何かで成功しても、です。

周りの人も不幸にしてしまいます。

 

 

だからこそ、妄想と事実を区別できるようになるために継続的な努力が必要ですし、本人が適切に行動できるようになるために、周りの人の協力が必要です。

 

妄想と事実を区別できるだけでも、驚くほど苦しみから解放され幸せになっていきます。

 

 

私の個人的な体験談でした。