まゆみの日記

本当の私の記録

親から離れることは凄く大事

私がもし18歳を超えてもずっと実家にいたら、そのまま引きこもりになっていたと思います。

 

ある時、一時的に実家に住んだことがあるのですが、その時に父に一生実家にいて欲しいというようなことを言われました。

親子の縁がなくとも、同じ空間にいたい、と。

 

過去の記事のとおり、私は機能不全家族の中で育ち、とても複雑な人間に育ちました。

心身がとても弱く人間関係を築くのは大変です。

 

今、結婚して平和に暮らせていることが奇跡に思います。

 

 

私は明確な虐待を受けた人と同じような行動パターンを持っています。

でも、私には虐待を受けた感覚がありません。

明確に親を否定するような状況にあれば、もう少し早く精神的自立に向かえたかもしれません。

 

親から不健全な精神支配を受けていたことに気付くのに、長い年月がかかりました。

親を神様だと盲信し、親の常識や思考から逃れることが不可能でした。

しかし、私には自我があるはずです。私自身の経験からくる思考があります。

 

親の思考と自分自身の思考の矛盾に酷く悩み苦しみ、子供の頃から親のために死なないといけないと本気で思って生きてきました。

 

 

その精神的虐待と言えるような状況は、親が意図的にやったことではなく、親なりに子育てを努力した結果でした。

 

 

私は18歳の時に家を出て大正解でした。

 

何しろ私には歪んだ人格しかなく、精神面は幼い頃から成長できていなかったのでとんでもなく苦労しましたが(周りの人にも苦労させまくった)、物理的に親から離れたことで自分がどんな人間か知ることができました。

 

 

もし、親と一緒に暮らしていたらと思うとゾッとします。

 

 

親を否定しているわけではなく、不幸にもそういう育ち方をしてしまった場合、親子の間だけでは全く解決しない問題があるということです。

 

世の中に毒親という言葉がありますが、私は毒親という表現方法は否定しています。

ただ、いわゆる毒親という言葉に当てはまるのが私の親です。

 

私は一人暮らしをしながら心理学やカウンセリングなどを学んだり、様々なトレーニングを受けたことで、親よりも精神的に自立することができました。

 

その結果、今は健全な親子関係を築き直すことができています。

親からの依存を拒否し、健全な距離感を保ちながら親子としての愛情を持っています。

 

 

私の場合は、いわゆる発達障害と言えるような性質や病弱なところがあります。

その上に親からの抑圧が加わり、自尊心がないびっくりするほど精神的に弱い子どもに育ちました。

 

からしたら、私を社会に出すのは心配で一生養いたい存在のようです。

過去ブログのとおり、私は普通に仕事はできませんので経済面だけ見たら、親元で暮らすのは賢い選択だったかもしれません。

 

 

親に守られてしまったら、1人の人間としての自尊心や向上心は保てるのでしょうか?

 

親の死後は私はどうなるのでしょう?

 

余生は生活保護でひっそりと暮らせば良いということでしょうか?

 

それは、一度きりの人生を幸せに生きたと言えるでしょうか?

 

 

親子関係が良好であったら、親元で暮らすのは良い選択かもしれませんが、私の場合は歪んだ依存関係にありました。

 

私のような育ち方をして引きこもりになったり、社会不適合者になってしまった人は多いのではないでしょうか。

私も元々はかなりの社会不適合者で、まっとうな人間になるまで物凄く苦労しました。

 

 

場合によっては、親から離れることは物凄く大事だと思います。

 

しかし、私のように障がいを抱えて心身共に弱い場合は自立は困難です。

体もやや不自由で、精神的に幼く、判断力も弱く、他人と肩を並べて社会生活をするのは厳しい。

 

犯罪や性風俗に行きつく人もかなり多いと思います。生きていくためです。

私も他の人と同じように、悲惨な目にもあってきました。

 

 

社会生活に何らかのリスクがある若者をサポートするシステムがあれば…と思います。

 

色んな専門家はいるんですけど、見つかりにくい。

 

 

親子関係に問題があって健全に育たなかった場合、若くして人生を諦めないといけないのでしょうか?

 

他人から見下された目で見続けられる運命でしょうか?

 

そんなことはないです。

私の周りには大人になってから努力して状況を変えた人が何人もいます。

それは、望めば誰にでもできることです。