まゆみの日記

本当の私の記録

自分はおかしいと気付く

今回は肉体的な問題は無視して書きます。

個人的な体験に基づくユルイ話です。

 

私は客観視が通常より苦手で、視野が狭く、自意識過剰が強いです。

こう書くと、凄くめんどくさい人だな!笑

今は自覚ができるので、根はめんどくさい人間だけど、めんどくさくない行動ができます。笑

 

自覚できる前は、厄介な問題を引き起こすことが凄く多かったです。

 

機能不全家族で育ったことや私自身の性質や病気の問題もあって、20代の頃は物凄く視野が狭く、独り暮らしをしているのに檻の中で生きているような感じでした。

檻の中でもがき苦しみ、自分自身も他人も傷だらけにしていたように思います。

 

 

自分がおかしいと気づいたのは20代後半、自殺を行って退院した後です。

死ぬより辛い日々を乗り越えてきて、生きていて良かったと思っています。

 

人間はそんなに弱くなく、乗り越えられない壁はありません。

ただし、乗り越え方は気付く必要があります。

考え方や、やり方を変えないと乗り越えられない壁があるのです。

 

自殺を行った当時、自分自身の思考回路では、生きている限り苦悩に満ちており、周りを不幸にするとしか考えられませんでした。

この世の全てと私自身が強く対立してしている感覚です。

 

苦痛は嫌なのに、どう考えても逃れられない。

 

今となれば笑い話です。

 

本人の思い込みで作り上げた世界観でしかないのですが、本人にとって紛れも無い真実の世界の姿に見えています。

 

ですので、思い込みを基準に行動し、悪い思い込みで行動してるんだから悪いことしか起こらず、私の場合はどれだけ状況を変えようとしても、最終的に自殺しか答えが出てこなくなります。

 

「そんな馬鹿な!笑」と、今なら思いますが、そうなってしまってる人は、他の考え方はそう簡単に持てません。

 

 

他の考え方を表面的に植え付けようとしても無意味か逆効果になる場合が多いです。

 

死を意識してる人との接し方は専門家から学んでいただきたいのですが、経験上、私を本気で理解しようとしてくれている人に対しては、心を開きやすい傾向にありました。

 

私のような人間は、相手が自分を本気で理解しようとしてくれているか簡単に見抜いてしまいます。

相手の表情の微妙な違いに物凄く敏感です。

(敏感過ぎて今でもしんどいです。)

 

月並みな言葉を表面的に並べただけか、同じ言葉でもその人の心からの言葉かは簡単に気付いてしまいます。

 

 

とにかく、問題解決のために一番大事なのは、自分がおかしい(他の考え方がある)と気付き、受け入れ、変化するために行動できるかどうかだと思います。

 

 

自覚して行動を変えるのです。自力で、です。

 

 

これができるようになれば、精神的な問題に関わらず、仕事や人間関係など人生の全てにおいて驚くほどの変化を起こせるようになります。

 

これは身につけられた人にしか分からない、物凄い力です。

 

健康で普通に生きている人ですら、これができない人は物凄く多い。簡単にできる人がいたとしたら、経営者や物凄く仕事ができる人か、独特な人生を送っている方だと思います。

 

私の場合は、普通の人が簡単にできないことを乗り越えないと、遅かれ早かれ自ら死んでしまうか、社会の底辺で客観的に見ても不幸な人生を送るか、どっちかしかなかったと思います。

 

完全に追い込まれたおかげで、身につけられたのだと思います。

生きてくためには他に選択肢が無かったし!!

 

 

私は今まで信じてきたこと全てを疑うことから始めたと思います。

 

一番難しかったのは、親や育った環境を否定することでした。

私の場合、そこを否定しないと、自殺という結果が必ず出てきてしまったのです。

 

専門家から心理学を学んでから気付きましたが、父が共依存をつくりやすい人でした。

私も共依存の中にいたので、距離を取る必要がありました。

 

ちなみに、否定した結果、親も育った環境も健全に受け入れられるようになったので、もし、否定する必要があったとしても大丈夫ですよ。

 

健全な感謝や愛情は、適切な距離を保ってこそ生まれるものに思います。

 

今は親と物理的な距離を保つことで、適切な関係にいます。

 

 

私は自分自身の過去の経験を全て否定することで、精神的な自立の道を進みました。

 

自分自身の過去を否定することは、自分の全てを失う感じがして、とても苦痛だったように記憶しています。

自分が存在しなくなるような感覚です。

 

幸か不幸か、全てを失っても良いような人間でしたので、できたのかもしれません。

もし、子どもがいたり、家族や友達との結びつきがもっと強ければ、難しかったかもしれません。

 

 

過去の経験や考え方を否定し続けた結果、困ったことに、良い方向に向いても自分を否定するクセがついて困った時期もありました。笑

 

それは、受け入れる力をつけたことで改善しています。

 

一度は否定した過去も全て受け入れ、愛しく思っています。

 

否定しても最終的には健全に受け入れられるし、今の私は否定するしか無かった過去のおかげで、幸せに生きているのです。

だから、あの家庭に生まれ病気になって苦労して良かった。

 

 

 

もし、強い生きづらさを抱えていて、解決策をまだ持っていないのなら、専門家に頼るのも良いと思いますし、専門家と出会えなければ本に良いものがあります。

 

強い生きづらさを抱えたまま生き続けるのは、地獄のようなものです。

 

必ず解決策があります。

それと出会うまで、何があっても、どんな感情があっても生き続けて欲しいです。