AV女優の世界
いつも通り、個人的な経験のゆるい話です^ ^
私は20代前半から性風俗の世界にいましたが、AVの世界に入ったのは30歳前後です。記憶が定かではありません。
最初は大手に所属していましたが、あるマネージャーと出会って移籍しました。
そのマネージャーには随分お世話になり、今も感謝しています。
以前も書いた通り、私は持病などの関係で性風俗の世界にいましたので、AVはその延長でした。
AVの仕事内容は問題ではなく、生きていくための選択肢です。
AV女優として顔を出すことに抵抗もなく、バレたらバレたで構わないと思っていました。仕事ですから。
マネージャーは私の健康問題も理解してくれており、健康上貧困に陥りやすかったので、金銭面もサポートしてくれました。条件の良い風俗店や仕事を紹介してくれたという意味です。
マネージャーの口振りからして、なんらかの病気を抱えている子は珍しくなさそうでした。
精神的な問題を抱える子も多いはずです。
AVと風俗店を掛け持ちしている女の子は多いです。風俗店の中には女優専門店などもありますが、私は完全に隠していました。
私がAVを選択した理由は1つで、安心して働けるからです。
性風俗店で不特定多数の男性の相手をするのは精神的にきつい時があります。相手の素性も分かりませんし、急に襲い掛かってくる可能性もあります。
常に自分の身を守ることを考えて接客しています。
AVはその点は問題ありません。
男優は全てプロですので、女性の扱いも慣れており、危険なことはありません。
現場には多くのスタッフがいます。
マネージャーが全て管理してくれているので、何か問題があればマネージャーにすぐ相談できます。
男優や制作会社のNGも出せますし、仕事の内容も選べます。
現場ではお姫様のようにチヤホヤされ、至れり尽くせりです。
とにかく、守られまくっている訳です。
ただし、所属会社やマネージャーに恵まれなければ、良くない待遇もあるかもしれません。
制作会社も様々で雑なところもあります。勿論、二度と行きません。
私にとってAVの最大唯一の問題が、ドタキャンできないということでした。
健康上、突然体が動かなくなることがあるので、ドタキャン可能な性風俗店で働いていたのですが、AVは不可です。
女優のために場所を抑え、多くのスタッフが準備してくれているのですから当然です。損害を与えてしまい、大変なことになります。
ですので、結局、AVの仕事はそんなにできませんでした。
確実に体調が大丈夫な時は1年の中でそんなに無いのです。
仕事も良い話がありましたが、結局、健康でなければ何もできないのです。
その辺は一般的な仕事と全く同じです。
AVに関してはプロらしい仕事はできた気がしておらず、思い残すこともあります。
AVと性風俗店は夫と出会って、真剣に交際すると決めた時に引退しました。
やめない人も多くいますが、私は前々から結婚を意識したら引退すると決めていました。
AVの世界にいる女性ともあまり話せませんでしたが色んな人がいました。
バイト感覚で小遣い稼ぎをしている主婦もいました。
どうしてAVの世界に入ったのだろう…と思うくらい、愚痴の多い子もいました。
AV女優として成功したい人もいれば、そうでもない人もいます。
マネージャーによると、AVに出たい女性は多いそうです。
ですので、出たくても出られない人も多いそうです。
通常のAVは強制されて出演するものではありません。
過去は違ったようですが、今は出演したい人が内容を理解した上で自分の意思で出演するものです。
精神支配を受けて望まぬ出演を強制されている人がいるとしたら、ただの暴行ですから、あまりにも悲惨です。その辺は会社側もしっかり確認していたはずです。
ちなみに出演したビデオや本は自分で見たことがありません。そこそこ売れたらしいです。
女優の中には自分が出てる作品は全部買ってる人や、好きな女優がいてその人の作品を集めてる…という人もいます。
向上心が高い女優もいます。
私はそもそも、AVはまともに見たことがありません。
勉強不足だったから女優としてやり残してしまったことがあるのだと思います。
AVに戻ることは無いですが、どんなことも不完全燃焼は辛いですね。
興味深い職業で、貴重な経験ができて良かったです。
ご存知の通り、AVはフィクションです。
その裏側を体験できて楽しかったです。楽しくないのもあったけど…。
撮影の裏側は私からは秘密にしておきます。
せっかく話のネタをたくさん持っているのに、日常で全く披露する機会が無いのがさみしいです。笑
私がAVに出ていたことはバレたら隠しませんが、バレない限り隠し続けます。
今は、AVどころか下ネタはNGだと周りの人から思われているくらい極普通の人です。
夫には結婚後にAV女優だったことを教えましたが、普通に受け入れてくれました。
性風俗の仕事は結婚前から知っていたので、抵抗も無かったようです。
私がAV女優だと知ってる普通の人は10人以上いますが、皆、仕事として受け入れてくれました。
健全なAV(?)は人間にとって大事な楽しみです。
昔の私がほんの少しでも役立てたなら有り難いことです。