障がい者には簡単に物を売れる
体調不良で動けない日が続いています。
動けるんですけど、少し動くと体が動かなくなるので不便です。妊娠の影響と、いつもの夏の体調不良がコラボしてるかな。
理性も鈍っているので、精神的なストレスは最大限避けています。
数日後の検査で状況を把握するつもりです。
タイトルの障がい者には簡単に物を売れる、ですが、一部の精神障害や発達障害の人は、無意識に相手の言いなりになってしまうことがよくあります。
物凄く素直で、セールスを疑う力に欠けています。
私自身がそうだから、よく分かります。笑
昔は躁状態の時に払えもしないローンを組んでしまうことが多々ありました。今でも督促状が届きます。もう7年くらい毎月来ているので、ぼちぼち何らかの対処をした方が良いでしょう。
中にはクーリングオフの期間が過ぎても、病気のことや状況を話したら支払いをキャンセルしてくれる会社もありました。キャンセルのことは自力で出来ないので、他の人がやってくれています。
こういったことは、一部の精神障害や発達障害の方にはよくあることです。
問題なくコミュニケーションが取れているように見えるし、読み書きもできるのでローンの契約も問題なくできます。
でも、支払い能力がないことを自覚できなかったり、無意識に言いなりになってるだけです。
家族がいる場合は家族が対処できると思うのですが、過去の私のように一人暮らしの場合は深刻な問題にもなります。
気付いたら払えないローンがあったり、生きるために必要な貯金を無駄な買い物に費やしたりしているのです。
真面目な人ほど悩み苦しむでしょう。
その結果、精神状態も貧困も深刻化します。
お金を適切に管理できない人のために、手助けしてくれる社会制度があったはずです。
過去の私は制度を知りませんでしたし、知ったとしても問題を自覚できていなければ制度を利用しないでしょう。
ある時、躁状態を自覚できるようになってから問題はほぼなくなりました。
今は躁状態も軽くなり、理性を失うほどハイになることはほとんどありません。たまにハイになり過ぎてる時は夫が適切に指示してくれます。
体調については夫の意見を信頼しているので、どんな時でも夫の指示は聞き入れられます。
問題を自覚してからは購入する物の上限金額を決めて、それを守っています。ローンやクレジットカードは絶対に無しです。
そもそも夫の稼ぎや年金で生きているので、自分の収入がないのに買い物をしようという気持ちもありません。笑
もう5年以上、何の問題も無いのですが、過去が酷かったのでお金に関しては慎重です。
ネットで買い物するときは必ず夫に確認してもらいます。
セールスは受けないようにすることも決めています。
本来、セールスは自分達の役に立つものです。
自分が知らない価値のある物を教えてもらえます。
人生が変わるほど役に立つこともあるでしょう。
ローンやクレジットカードも手持ちのお金では今すぐに買えない必要な物を手に入れる重要な手段です。
しかし、一部の障がい者にはかなり困難な問題を引き起こします。
私は躁状態が無くとも、相手の言いなりになりやすいので意識的に気をつけていますが、心理学を身につけたセールスマンが相手だと素直に従ってしまうでしょう。
過去の友人は会社経営か営業職の人が多かったです。
セールスを日常的に見てきましたし、私自身、セールスを行ってきました。
しかし、セールスは一部の人にとって困難を引き起こすと理解しているので、私は物を売るのは得意ではありません。
相手が健康そうで支払い能力があるように見えても、過去の私のように見た目や会話で見抜けない部分もあるからです。
明らかに躁状態な人や、明らかに言いなりになりやすい人は見抜けると思います。
そう言った人に、安易に売っていいものでしょうか。
そういった人はセールスした物を欲しそうにするので、売らないと不親切になるかもしれません。
しかし、健全な理性的な判断で欲しがってる訳ではない場合もあります。
会社経営の夫も営業をしますし、売っているものは高額で、ローンで支払うことがほとんどです。
夫は私のような人間がいつも横にいるので、相手の状況をよく見て販売します。
売っても良い人にしか売りません。
しかし、世の中には誰にでも売りたいセールスマンもいますし、相手のことを思いやれないセールスマンもいます。
そして、相手のことを最大限思いやって売ったのに、実は相手は支払い能力が無い障がい者だった…ということもあるのです。
世の中にはクーリングオフ制度があります。
しかし、過去の私のように、クーリングオフの期間内に問題に気付けないことも多々あるのです。
クーリングオフ自体がやりたくても困難な場合もあります。
払えないローンで7年間催促を受けていますが、買った物(契約した物)が何だったのかも分かりません。笑
私も苦しい思いをしてきましたが、もしかしたら売った側も苦しい思いをしたかもしれません。
こういった問題はどうすれば良いのでしょうか。
障がい者やその家族が意識的に気をつけるのは大前提ですが、それではどうにもならないこともあります。
売る側にも気をつけてもらいたいですが、現状の社会では難しいでしょう。営業マン個人の人間性にかかっていますし、相手を見抜ける人は多くは無いはずです。
最近、郵便局での保険の販売で大きな問題が発覚しましたが、そういった社会的弱者を利用する大きな組織も存在します。
しかし、社会的弱者の立場に立って考えられる組織や人も存在します。
障がい者が誤って購入(契約)した物は何でも無かったことにできる制度…とかは求めていません。
しかし、私達障がい者にも分かりやすい救済策があって欲しいと願っています。
そもそも障がいがあるし、制度を見つけるのが困難だと、役立てることができません。
また、自分自身が問題を自覚できる手段や買い物(契約)の失敗をなくす具体的な方法が、もっと分かりやすく世の中に広まって欲しいものです。
医者はそういったことを教えません。
不必要な物を買ってしまい、経済的に困るだけの状況になるのは売った側も望んで無いはずです。
私のような人間に売ってしまって支払いもされなくて、迷惑に思っている会社もあるでしょう。
どちらも困るだけなのです。
精神障害や発達障害を持つ人の多くがまじめで心優しい人ばかりです。社会性や想像力などに問題があるだけで、世の中でうまくやっていきたいと望んでいます。
今でこそ夫に守られて経済的な問題もありませんが、過去の自分の経験を忘れることはできません。
それに、きれいさっぱり忘れて良いものでもありません。
少なからず親切に売ってくれた人に迷惑をかけたのですから。