まゆみの日記

本当の私の記録

子どもは自分の異常を表現できない

私の個人的体験に基づくゆるい話です。

専門家でもなんでもない一般人のたわごとです。

 

私が自分自身の心身の状態を正しく理解し始めたのは30歳前後です。

 

20代前半から精神疾患と診断されてきましたが、幼少期からの肉体の問題が原因だと知ったのは30代半ばです。

 

 

私は物心ついた時から病弱です。

 

よく学校の保健室にいたり、熱を出して休む人でした。小学校低学年の頃は保険の先生と一番仲が良かったくらいです。

 

でも、それが自分にとって当たり前だと思っていました。

 

精神の異常は小学生の頃からです。

死にたいという気持ちを抱えていました。でも、誰にも言ってません。

 

声が全く出なくなってしまい、クラスで大問題になったこともありました。

 

中学で運動部に入ってから心身共に安定しましたが、3年生になって引退してから急激に悪化し、集中力や記憶力の急激な低下やパーソナリティ障害の症状が強く出てきました。

 

今でもその頃のことをはっきりと覚えています。

今までできたことが、できなくなってしまったのがその頃です。

 

高校は進学校に行きましたが、集中力と記憶力の低下で全く授業についていけず、テストも赤点で完全に落ちこぼれになりました。

 

当時は自分がダメな人間になったと思っていました。

 

高校の先生の中には私を気にかけてくれる先生もいました。学年主任の先生が何かと話しかけてくれて、勇気づけてくれていたのをよく覚えています。

 

でも、原因までは大人になるまで知ることはできませんでした。

 

親は私に起こる数々の問題を無視し続けました。

学校の先生に呼ばれても無視しました。

 

子どもの異変に気付き、改善できるのは親しかいません。

成人するまで、親に助けてもらわないとどうにもできないことがあまりにも多い。

 

子ども時代に解決に向けて動いていたら、ここまで悪化しなかったかもしれない、と思うことはあります。

今は後悔とか、親を恨んでるとかは全くありません。

昔は親を恨みましたが、当時の親の状況をよく理解してからは、感謝しても恨むことはありません。

 

 

私は子ども時代、自分が同級生と何か違う…くらいしか感じていなかったと思います。

 

体が辛くても、比較する基準がないので、辛いのか普通なのかよく分かりません。

 

正常な感覚がわからないし、何かおかしいと感じても親は相手にしてくれないし、解決のしようが無かったです。

 

30代半ばになって、いつも普通に感じてる苦しさが異常だと初めて知ったくらいです。

 

 

子どもの頃にどんなことがあったとしても、大人になれば決して人や環境のせいにせず、自分の責任として動くことになります。

ほとんどのことは、それしか解決法がありません。

 

 

私は先天的に病弱なのか、後天的なのか、これも今となっては分かりません。恐らく両方が原因だと思います。

 

親族の病歴を考えてみると、体質的にどこが弱いか想像できます。

 

子どもの頃、自分の体の違和感を感じ取っていましたが、それが何を意味するのか30歳を超えて理解できました。

それが精神にも影響していたことも判明しました。

 

 

私が子どもの頃に、親が私の異常に気付いたとしても、近隣の病院では解決しなかったと思います。

 

日本の通常の検査では絶対に私の原因は見つかりません。その検査ができる病院が私が子どもの頃にはほとんど無かったと思います。

 

近年は子どもの心身の異常に対する考え方や対応も変わってきてるようです。

それでも、他の先進国に比べたら大きく遅れている部分があります。

 

 

子どものうちは親に人生を決められてしまうことが多いです。親の意見が子どもにとって人生の全てを左右するくらいの力を持っています。

 

でも、子どもを不幸にしたい親は滅多にいないし、一生懸命、子どもと向き合っている人がほとんどに思います。私の両親も含めて。

 

 

子どもの頃から始まった肉体の異常は、そう簡単に治りません。

 

私が難治な理由は一つだけだと思っています。

 

私が自分が健康な状態を知らない、という理由です。

どうなれば健康なのか、数値でしか分かりません。

私には健康という感覚がわからないのです。

 

体が楽か、辛いか、妄想があるか、気分が良いか…こういったことを、論理的に考えて健康な状態を探しています。

 

私の肉体も、健康な状態がわからないようです。

だからこそ、それを理解できる病院との連携が必要になります。

 

 

私にとって元気な時は、躁状態という症状でしかありません。最近は躁状態も無くなってきましたが、元気に見えても体を壊してしまう危険な状況です。

 

健全に体調が良くても、普通の人と同じことはできません。

 

10代の頃から、記憶力はかなり悪いままです。

 

このブログは意図的に固有名詞を出さないようにしていますが、私は固有名詞と数字を記憶することはかなり苦手です。

仕事が難しいのは、こういった理由もあります。

 

 

私の問題は子どもの頃に解決すれば、ここまで大きな問題にはなりません。

 

治療に大量の時間とお金がかかり、失ったものは計り知れません。

 

勿論、得たものも多くあり、今の人生で良かったと心の底から思っていますが、他の人に勧められる人生ではありません。

 

 

子を想う親が、子どものために必要な情報を得られる世の中になって欲しいです。

どこかのメーカーが得をする情報ではなく、子どもの人生全てのために有益な情報をもっと簡単に得られるようになって欲しい。

 

子どもが健全に育つかどうかは社会全体の問題に思います。