まゆみの日記

本当の私の記録

コロナの疑いがある人と濃厚接触者の日々

極身近な新型コロナウイルス(以下コロナ)の感染の疑いがある人(以下Aさん)と、Aさんの濃厚接触者の私達の状況です。

皆、年齢は30代前後ですが、中には赤ちゃんがいる人や高齢の親が身近にいる人もいます。(Aさんは30歳)

 

今のところ、Aさん以外は元気にしています。

(私は持病があるので正確には元気ではありませんが…)

 

コロナを身近に感じられない人たちのために記します。私は何の専門家でもない人間ですので、こんな人もいるんだなぁ…くらいに思ってください。

 

 

私達もAさんに異変が起こるまで、コロナは遠い世界の出来事に感じていました。

身内でも、少し前は「コロナで観光地がすいてるんじゃない?」と不謹慎な話をしていた人もいたくらいです。

 

そして、身近にコロナ疑惑の人が出てきて一番ショックだったのは、検査を受けられないという現実。

つまり、発熱などの症状が長く続いたからといって、コロナのような症状があるからといって、よほど重症の肺炎でないと検査はしてくれないと医者に言われたのです。

 

(地域差とかあるのかな?私達の住む地域は全国的にも感染者数が多く医療の限界が危ぶまれてる地域)

 

検査できないことは仕方ないとも思いますが、ニュースで発表されるより実際の感染者数はかなり多いのは間違いないでしょう。

 

だからこそ、ニュースを見て「まだ日本は安心だ」と大きな勘違いをしている人が大勢いるのではないかと不安に思いました。

私達もそう思っていました。

 

 

Aさんは発熱後1週間経っても検査をしてもらえない状況なので、コロナなのか別の何かなのかは全くわかりません。しかし、今の社会状況を考えるとコロナの疑いを持って行動することが大切に思っています。

 

現在Aさんは起き上がらないくらいの倦怠感や息苦しさなどの症状も多々あり、私達が生活や保健所への電話をサポートしています。

今のところ、良くも悪くもAさんの体調に大きな変化はありませんが、容体が急変しないか心配もしています。

 

 

Aさんが突然症状、発熱が起こったのは1週間ほど前です。

それまではいつも通り元気に仕事もしていました。

仕事中はマスクもしており、一通りのコロナ対策は行なっていたようです。

 

Aさんは発熱などの症状が出る前は、食べ物の味がしないという状況が何日も続いていたようでした。

味がない以外は元気だったようです。

(亜鉛不足とかかな、とも思ったが)

 

 

Aさんは発熱後に地域の保健所に状況を電話で伝え、近所の病院で診察をしました。医師からはコロナの症状にも見えるが様子を見るように指示をされました。

 

コロナの症状にも見えるなら検査しないのか⁈

…と、Aさんと濃厚接触者に当たる私達(仕事の関係者等)は唖然としています。

 

検査をされなかったのは、レントゲンを撮って重症の肺炎と認められなかったからのようです。

 

 

それから数日経って、何も改善しないので再度保健所に相談したところ、コロナ専門の窓口へ電話をたらい回しにされました。

コロナ専門の電話はどこも繋がりにくいです。

 

意味のわからないたらい回しの結果、やっと再度病院へ行けることになりました。検査してもらえるかは分かりません。Aさんは諦めモードです。

 

私達の住む地域は感染者が急増しており、対応できなくなっているのかもしれませんが、実際の状況は知ることができません。

 

 

Aさんは海外渡航歴も無いし、感染者との接触も無いことも検査に結びつきにくい一つの要因に見えました。

つまり、接触者等の検査に集中しているということなのでしょうか?

 

 

私達の周りの人も、生きていくために仕事を休めずに続けている人がほとんどです。

検査で陽性なら嫌でも休むでしょうが、元気なら生きるために感染に気をつけながら働かざるを得ない人もいます。

 

Aさんがもし感染していたら、検査を受ける必要がある人が何人もいます。

そういった人達は、皆、戸惑いながら社会の中にいるのです。

 

Aさんの検査を心待ちにしています。

 

 

私達のような人が他にもいるはずです。

Aさんのような状況の人が検査を受けられ、ニュースで数字として発表してもらえたらコロナへの危機意識を持つ人が増えるんじゃないかと素人ながら思います。

 

(Aさんがコロナの検査で陰性だとしても、私達がコロナに気をつけながら生活することに変わりありません。

コロナ以外なら、それはそれで治す方法を見つけないといけないし…)

 

もし仮にAさんがコロナだとして、Aさんは自力で回復できるのかもしれません。しかし、Aさんの周りの人、更にその周りの人の中には命に関わる状況になる人も出てくるかもしれません。

 

Aさんも今後、容態が急変する可能性も無くはありません。

急変した時に救急車を呼べば良いだけの話かもしれないですが…

 

 

検査や治療に優先順位があるでしょうし、医療にも限界があるのはニュースを見て知っています。

誰も医療崩壊などの状況は望んでいません。

 

しかし、Aさんのように医師からコロナの可能性があると言われた人ですら検査されない状況は、それこそ感染したら危険な人に感染してしまうリスクを広めてしまう気がしてなりません。

 

もはや検査は意味のないことなのでしょうか。それとも検査を行えない理由があるのでしょうか。

 

日本や世界の偉い方々は私には想像できない高度な判断をされているのだと思っています。

私達はできる範囲で努力するしかありません。

 

大変なのは皆一緒ですよね。

 

 

今となっては日本人全員がコロナに感染している可能性があるのでしょう。

 

今は耐える時なのだと思いますし、個々が感染を広めないために行動する時です。

 

毎日、Aさんの濃厚接触者と連絡を取り合い、情報交換をしています。

今のところ皆大丈夫そうですが、コロナは潜伏期間が長いようなので、もうしばらく気は抜けません。