働きたくても働けない人達
私の個人的体験に基づくゆるい話です(^^)
今回のゆるい話は、医師から働いてはいけないと言われている人は含みません。
働いてはいけないと言われても、働かないといけない場合もあるのですが…
私は今は夫の会社でパソコンを使った仕事や簡単ことをやっています。体が許す限り、できる範囲のことをやっています。
しかし、たいして役に立っていませんので、会社の売り上げに貢献した分だけお金をもらっています。
先月は1万円にもなりませんでした。
目標は5万円ですので、だいぶ遠いです。涙
他の会社なら私のような人間は雇わないでしょう。
身体が思うように動かず、いつ倒れるか分からない、リスクだらけの人材です。
更に、記憶力もとても悪く集中力も劣っています。
でも、役に立つこともあるんですよ!笑
会社内の人間関係を円滑にすることが私の一番の役割です。
夫の会社はまだ体力が無いので、即戦力しか雇っていません。ですが、将来的にはハンデを抱える人も雇いたいと考えてくれているようです。
私が5年前まで性風俗の世界にいたことは過去のブログの通りです。
他に選択肢がなかったからですが、風俗店では病気を抱えた子は少なくないはずです。
普通の会社と違い、履歴書も不要でいつ働いても問題ありません。(業種や店舗によります)
体調が悪ければいつでも、何日でも何ヶ月でも休めます。
生活保護以外の最後の砦でした。
生活保護は働けない人には大切な手段です。私の場合は若さや無知ゆえの偏見もあって、生活保護に後ろ向きでした。
それに、私は1人だから良かったと思います。
自分の命以外、背負うものはありませんでした。
今でも忘れられない電話があります。
遠くに住む、病気になってしまったシングルマザーの同級生が、お金がなくて子どもに教育をまともに受けされてあげられないと嘆いていたのです。
本人は働けるものなら働きたいのです。
でも、病気でどうにもならない。
そんな人達はたくさんいるのではないでしょうか。
然るべきサポートを全員が受けられたら良いのですが、目の行き届かない所で誰にも気付かれずに泣いている人がいます。
私のように体を売って生きよう、と考えられる人は多くありません。
勿論、人にすすめられる生き方ではありませんし、人によっては死ぬより嫌な選択肢です。
私は夫と出会って性風俗の仕事を引退してから、一般的な仕事をやろうと考えました。
障がい者の雇用も行われているのは知っていたのですが、給料面の待遇がとても悪いという話を知人から聞いたので、悩んで選択しませんでした。
良い会社もあるはずですが、探す努力ができませんでした。
何年か前は、自分が障がい者だと受け入れられていなかったので、障がい者として働くことに抵抗もありました。…私以外の人は皆、私は障がい者だと思っていたと思うのだけど。笑
試しに派遣会社に登録して日雇い労働をやってみたことがあります。
単純作業が意外と楽しくて、週に1回でも継続できたら…と、思いましたが、長時間の仕事は身体がもたなくて、体調を崩すたびに夫に負担をかけてしまい悩んだ結果やめました。
でも、日雇い労働をやっていた時は、気分も良かったです。私はどんな仕事もやり甲斐を感じます。
仕事をやって良いということは、生きていて良いという意味に感じることもあります。
近所でも週に数回、短時間のパートもあります。
でも、私は毎週、定期的に働くことはできません。
集中力もなく、物覚えも悪くなってしまってるので、健康な人と一緒に働くのはかなり難しい。
相手が普通なら当たり前にできると思ってることが、私はできないからです。
夫の会社でも、他の人と同じことができませんので、自分なりに出来ることを探すのが仕事の1つです。スタッフが仕事を提案してくれることもあります。
働きたい気持ちを汲んでもらえるのが有り難いのです。
こんな人間でも、働きたい意思があります。
夫に何かあったら、自分が養いたいと本気で考えています。
社会の役に立ち、お金をいただくことは、現代社会で自尊心を養うためにも大切なことです。
そこは福祉だけに頼っていては、決して手に入らない部分です。
働く意思がある人に、働き方を教えたり、機会を与えることは物凄く重要に思います。
働けそうに見えないとしても、その人にしかできない役割があるかもしれません。
私は性風俗以外で生計を立てられる道があればと、何年も勉強し続け、探し続け、未だに性風俗以外に自力で生計を立てられる道は見つかりません。
無理だとは絶対に思いません。
私は株式投資もやっています。
しかし、体調を崩すと株のことは完全に忘れるので、放置して配当を1000円ほど受け取るくらいです。
それでも、挑戦を続けることが私の生き方です。
私は出会いに恵まれてきたおかげで、仕事をやりたいという意思を失わずにいます。
中には働きたかったのに、様々な理由で働くことを諦めてしまった人もいるでしょう。
家族に止められてしまったり、仕事で耐え難い苦痛を味わったり、大きく自信を失う出来事があったり…。
(働く必要がなくて、自分で選択して働かないと決めてる人は全く別です。)
障がいがあっても、元気な(?)人は仕事をしています。私の友達に身体障がい者の方がいますが、配慮をしてもらいながら普通に会社で仕事をして稼ぎも良いはずです。
障がい者雇用についてもテレビで目にする機会が増えました。
会社勤めができるほど元気でない場合や重い障害の場合は、自営業、自由業の方もいます。
施設の中で自分の仕事を持つ人もいます。
重度の身体障がい者の知人は、施設から出ることができず、本の執筆をしていました。福祉で経済面はどうにかなっているようですが、社会との関わりを大切にしているようでした。
インターネットを活用して稼いでいる方が何人もいたのを記憶しています。やり方は人それぞれです。
この場合、自営業になります。
私もインターネットからの収入は大切に思っています。
体力的にもできることが限られるので、思うように収益にはなっていきませんが、それでも、やり続けることが自分を生かすことだと思っています。
例え収入が月100円でも、自分の力になります。
最近は友人にインターネットを使った稼ぎ方を教えています。友人も軽いハンデがあるので、仕事がいつも不安定です。
私のように、働きたいけど働けない人に稼ぎ方を教えている人は沢山います。職業訓練も含めてです。
自分が辛い思いをし、他の人も助けたいと思っている方も少なくありません。
(ただし、教える振りをしてお金を奪っていく人もいるので要注意です。)
社会全体が働きたくても働けず、貧困に苦しんでいる人がいることに目を向けてもらいたいです。
サボっている訳でもないし、怠けて生きてきた訳でもないのです。
私は今は夫に養われていて安心して暮らしていますが、過去の自分の経験が強烈だったので、働けない苦しみを忘れることはありません。