まゆみの日記

本当の私の記録

近所付き合いを大切に

私は体調が良くない時は精神の異常が少しあるので、人付き合いは難しいです。

体調が悪くなると被害妄想が強くなるので、人間関係でも健全な判断力を失います。

ですので今でも、体調が悪くなってきたら安心できる極一部の人以外とは接触を断ちます。

 

声を出すのも難しくなるので、近所の人と挨拶するのも難しくなります。

体調が悪い時は外に誰もいないことを確かめて外に出ます。人影が恐ろしくなるのです。

 

異常が起きてると自覚できているので、適切に対処できます。体調が改善したら、精神の異常も自然と収まります。

 

 

こんな私でも可能な限り近所付き合いは大切にしています。

 

 

私は夫と出会うまで、持病もあって散々な生き方をしてきて孤独を抱えていました。

住んでいたのもいつも激安ボロアパートなので、お互い挨拶をすることも少なかったです。

 

ボロアパートに住む人の中には、なるべく他人と関わりたくない人も少なくありません。過去の私もそうです。

 

ボロアパートに住む成人の何割かは健康問題を抱えているように感じます。だからこそ、収入が少なくボロアパートにしか住めないのです。

私も病気で孤独で、死んでいたかもしれないような生活をしていました。

 

孤独死の話を目にすると、人ごとではありません。

 

 

夫と出会ってから私の人生は大きく変化しました。

 

夫は人間関係に優れた人で、誰とでも仲良くでき、人間関係を円滑にするのも得意です。

 

近所付き合いの能力も高く、仕事の都合で何度か引っ越しましたが、どこへ行っても夫は近所の人と仲良くなっていました。

 

 

私達は隣の家の人が孤独死してしまったのを経験しました。

 

お隣さんは持病を抱える高齢の方で、後で知った話ですが持病の発作か何かで風呂場で亡くなってしまったそうです。

 

すぐ近くに住む大家さんが世話をしていたので、数日ごとに買い物やゴミ出しを手伝っていました。介護サービスも受けていたはずです。

足も不自由な方で、家から自力で外に出るのは困難だったと思います。

 

死後数日で発見となりましたが、数日間、隣の部屋で誰にも気付かれずにいたと思うと心が痛みました。

 

それ以来、隣近所の方のことは以前より気にするようになりました。夫のように気さくに話をするのは難しいですが…。

 

 

今住んでいるアパートは新築です。

夫がアパートの住人の半数以上と日常的に仲良く、全員のことをよく知っています。

アパートを管理する不動産屋さんが内見のお客さんを連れてきた時も、不動産屋さんに頼られています。

 

我が家の前で近所の人達と話が盛り上がることもよくあります。

 

私も体調が良い時は片方のお隣さんとはよく話すようになりました。

 

 

しかし、もう片方のお隣さんは引きこもり中です。

 

夫は誰とでも気さくに話すので、相手も慕ってくれることが多いのですが、片方のお隣さんとは引っ越してきた直後に会話しただけで、それ以降は通りかかった時に挨拶をするだけです。

 

歳は40〜50代に見える男性で、リストラをキッカケに都会からこの田舎の新築アパートに引っ越してきたと教えてくれました。趣味の車のことも話してくれました。

 

仕事を探したいと話していたのですが、仕事を探している様子もなく、先日久々に見かけた時、驚くほど痩せて顔色も別人のように悪くなっていました。

 

お隣さんはゲームにハマっているのではないかと、我が家に遊びに来ていた友人が教えてくれました。

 

友人はゲームに詳しいので、隣からかすかに聞こえてくる音からそう感じたようです。

毎日のように同じような音が聞こえるので、いつも同じ音楽をかけているのかと考えていましたが、ゲームでした。

あまり音は響かない物件なので、大音量かもしれません。

 

激ヤセしたお隣さんを見かけてから、しばらく隣から音が聞こえないと不安になります。笑

ゲームでも何でも音がすれば生きていると思いますし。

 

それで、夫とお隣さんの様子をそれとなく確認できないかと話し合いました。

 

今度、アパートの住人を誘って近くの川でバーベキューをやろうと話しているので、それに誘ってみたり。

 

リストラをきっかけに好きなゲームを毎日楽しんでいる☆…とかだったら問題ないと思っています。ここは安いアパートではないので、それなりに貯金もあるのだと思います。

ただ、何らかの病気や問題を抱えていて解決に向かっていない可能性もあります。

 

近所の住人として、些細な世間話やバーベキューとかで息抜きになってくれたら、と、勝手に思ってしまいます。

 

お隣さんが何を考えているのかは、お隣さんにしかわかりません。

 

 

近隣住民のことを気にかけることは努力すべきことだと思います。

しかし、何かおかしいと感じた時に対処する方法がわかりません。

私達は挨拶をしたついでに、一言二言話してみることはできます。

 

例えば子どもの虐待を通報するのは今は簡単にできます。

一人暮らしで引きこもり中の大人の様子がちょっとおかしいと感じた場合はどうでしょう。何か通報するような問題は何も起こっていません。

 

引きこもりで激ヤセして顔色がおかしい…しか、私達が得た情報はありません。

 

望んでずっと家にいるのでしょうし、大人だからほっておいた方が良い…で、片付けていいのでしょうか?

 

一人暮らしの高齢者の見守りはあっても、40代前後の人の見守りは私はまだ知りません。

 

何の問題もなく、一人暮らしで引きこもっている(ように見える)人も多くいると思います。

自宅で仕事をしている場合、引きこもりみたいになるでしょうし。

 

 

しかし、過去の私のように生きていけないのに家から出ることも誰かに連絡することもできない場合もあるのです。

 

私は長期間、働くこともできず、激安アパートなのに家賃滞納して大家さんが合鍵で家に入ってきたことがあります。

私はゴミ溜めの中でなんとか生きてました。

今思えば、病気で働けないなら生活保護を受けたら家賃も滞納しなかったし、役所の目もあったと思います。

 

昔、市民税などのことを放置していたので、市から何か困っていないか確認の手紙が来ていたこともありますが、当時は手紙を開けるほど健康ではありませんでした。

 

 

そんな経験もあるので、隣近所の人を無視できません。

しかし、安易に首を突っ込んで良いことでもない。

 

私達は私達でできることをやるし、日本をより良くするためにも大人を健全に見守るシステムがもっとあって良いように思います。

 

福祉の申請も自己申告ですから、自己申告する力のない大人は見捨てられてしまうのが問題です。

 

プライバシーの問題などもあってかなり難しいと思いますが…。

 

 

お隣さんのことは陰ながら見守り、もし異変を感じたら、バーベキューに誘う振りをしてインターホンを鳴らしてみることを決めています。

 

隣近所に声をかけるネタを作っておくのも大事かもしれません。

 

近所に親戚も知人もいない人の場合、近所の人の存在は大事に思います。